この記事を読むとわかること
- パピー期に「しつけの前」にやっておくべきこと
- まず優先したい5つの慣らし(名前・トイレ・体・ケージ・ひとり時間)
- しつけの土台になる生活習慣の作り方
- 叱らずに進めるパピー期のポイント
- よくある失敗例と対処法
子犬を迎えたばかりのころは、かわいさでいっぱいになる一方で、「何から始めればいいの?」と迷いやすい時期でもあります。
おすわりやまてなどのしつけも大切ですが、その前にまずやっておきたいのが、毎日の生活に慣れる練習です。
パピー期は、これからの暮らしの土台をつくる大切な時期。完璧にできなくて大丈夫ですが、早めに少しずつ慣らしておくと、あとがぐっとラクになります。
この記事では、子犬を迎えたらまず何をすればいいのかを、優先順位をつけながらやさしくまとめます。
パピーのうちにしておくことは?
子犬のしつけというと、「おすわり」「まて」「おいで」を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれらも大切ですが、最初に必要なのは、人と一緒に暮らすことに慣れることです。
- 名前を呼ばれたら振り向く
- トイレの場所を覚える
- 体を触られることに慣れる
- ケージで落ち着く
- ひとりでも安心して過ごせる
こうしたことが、毎日の生活を支える土台になります。「しつけ」というより、**「暮らしの準備」**と考えると、ぐっと取り組みやすくなります。

ぼくも最初はマズルを触られるのが苦手だったんだよね。歯磨きも嫌がってたけど、少しずつ慣れていくうちに大丈夫になったよ。焦らなくて大丈夫だわん!
まず優先したいこと5つ

名前を覚える
最初にやっておきたいのは、子犬が自分の名前を覚えることです。名前に反応できるようになると声かけがしやすくなり、あとから「おいで」にもつなげやすくなります。
名前を覚えさせるときは、呼んで振り向いたらすぐほめるという流れが基本。何度も大きな声で呼び続けるより、「呼ばれたらいいことがある」と覚えてもらうほうが伝わりやすいです。
トイレの場所を覚える
トイレは、子犬のうちからとても大事なポイントです。最初にここをしっかり整えておくと、飼い主さんの負担がかなり減ります。
トイレトレーニングの基本は、成功したらすぐにほめること。 叱るより、できたことを増やすほうが覚えやすくなります。
最初のトイレ環境を整えるなら、サイズ調整しやすいペットシーツや、失敗しても片づけやすいトイレトレーがあると始めやすいです。
体を触られることに慣れる
パピー期にぜひしておきたいのが、体を触られることに慣れる練習です。マズル・足先・耳・しっぽ・口のまわりなど、日常的に触る場面はたくさんあります。
我が家のはるたも、最初はマズルを触られるのが苦手でした。歯磨きも嫌がっていましたが、少しずつ練習を重ねるうちに、今では落ち着いて受け入れてくれるようになりました。
体を触る練習は、健康チェック・病院での診察・爪切り・歯磨きにもつながる大切な土台です。いきなり完璧を目指さず、「少し触れたらほめる」くらいの感覚で十分です。
歯磨きの練習には、やわらかい歯ブラシや歯磨きシートから始めると受け入れやすい子もいます。

足先を触られるのって、最初は嫌がる子が多いんだよね!でも慣れると爪切りのときにすごくラクになるよ。毎日少しずつ触ってあげてね~。
ケージやクレートに慣れる
ケージやクレートは、子犬にとって安心して休める自分の居場所になります。単に閉じ込めるものではなく、落ち着くための場所として慣れてもらうことが大切です。
最初から長く入れようとせず、短い時間から少しずつ慣らしていくのがコツ。 中で静かに過ごせたらほめてあげると、「ここは安心できる場所なんだ」と伝わりやすくなります。災害時や通院時にも役立つので、早めに慣らしておくと安心です。
出入りしやすいタイプや、落ち着いて過ごしやすいサイズを選ぶと安心です。ベッドやマットを入れて、居心地のいい空間にしてあげるのもポイントです。
ひとりで落ち着く練習をする
子犬は飼い主さんと一緒にいたい気持ちが強いものですが、ずっと一緒にいられるわけではありません。だからこそ、ひとりで落ち着く練習も大切です。
いきなり長時間ひとりにするのではなく、短い時間から始めます。少し離れても不安になりすぎない経験を積むことで、留守番にもつながりやすくなります。
ひとりで落ち着く練習には、噛めるおもちゃや知育トイが役立ちます。遊びながら気持ちを切り替えやすくなるので、留守番前の練習にも向いています。
しつけの土台になる習慣
生活音や外の刺激に慣れる
掃除機・インターホン・テレビ・外の車や人の気配など、子犬にとっては初めてのものがたくさんあります。こうした刺激に少しずつ慣れておくと、驚きすぎたり怖がったりしにくくなります。
無理に慣れさせる必要はありませんが、日常の音や環境に少しずつ触れさせていくことは大切です。怖がっているときは無理をせず、安心できる距離から少しずつ進めましょう。
甘噛みや興奮を落ち着かせる
子犬の甘噛みや、遊びの途中で興奮しすぎる行動はよくあること。だからこそ、早いうちに落ち着く経験を重ねることが大切です。
興奮したときに遊びをいったん止める→静かになったら再開する、という流れもひとつの方法です。「ダメ」と強く叱るより、どうすれば落ち着けるかを教えていくほうが伝わりやすいです。
噛んで遊べるおもちゃを用意しておくと、甘噛み対策や気持ちの切り替えに役立ちます。
おすわり・まて・おいでの準備をする
おすわり・まて・おいでは、あとから役立つ基本コマンドです。ただし、最初から完璧に覚えさせる必要はありません。
まずは「名前を呼ばれたら反応する」「声かけでこちらを見る」という段階から始めれば十分です。基本コマンドの土台は、こうした日常のやりとりの中で育っていきます。
👉 基本コマンドの教え方はこちら:【犬のしつけ基本】すわれ・まて・おいでの教え方

ぼくは名前を覚えてから、「おいで」がすごく早く覚えられたよ!名前の練習は本当に最初にやっておく価値があるわん。
パピー期に大切な4つのポイント
叱るよりほめる
できないことを叱るより、できたことをほめるほうが子犬には伝わりやすいです。多くの専門家が強調するのも、この「できたことを増やす」考え方です。
子犬はまだ学び始めたばかり。うまくいった瞬間を見逃さずにほめることが大切で、ほめられる経験は次の挑戦につながります。
一気に教え込まない
パピー期は吸収が早い時期ですが、だからといって一気に詰め込む必要はありません。短い時間で少しずつ教えるほうが定着しやすいです。
今日は名前、明日はトイレ、その次は触られる練習……というように分けて進めても大丈夫です。
失敗させない環境をつくる
子犬に「ダメ」をたくさん言わせるより、失敗しにくい環境を先につくるほうがずっとラクです。トイレに行きやすくする、危ないものを置かない、触られたくない場所を無理に触らないなど、環境を整えることが大切です。
家族でルールをそろえる
家族ごとに対応がバラバラだと、子犬が混乱しやすくなります。トイレの場所・呼び方・ほめ方・ダメなことの伝え方は、できるだけ家族でそろえておきましょう。
よくある失敗例
最初から「おすわり・まて」を完璧にさせようとする
生活の土台が先です。コマンドの前に、まず慣らしから始めましょう。
叱って教えようとしすぎる
子犬はまだ何も知らないので、強く言われても何を直せばいいかわかりません。できたことをほめる方が結果的に早く覚えます。
家族でルールがバラバラ
「パパはOKだったのにママはダメと言った」という状態が続くと、子犬が混乱します。最初にルールをそろえておきましょう。
焦って一気に教えようとする
短時間・少しずつが基本です。長時間の練習は子犬にも飼い主さんにも負担になります。
まとめ
- パピー期に大切なのは「しつけ」より**「生活に慣れる練習」**
- まず優先したいのは名前・トイレ・体に触れる・ケージ・ひとり時間の5つ
- 叱るよりほめるが子犬への一番の伝え方
- 一気に教えず、短い時間で少しずつが鉄則
- 家族でルールをそろえると迷いが少なくなる
完璧にできなくて大丈夫です。早めに少しずつ慣らしておくと、あとの暮らしが本当にラクになります。まずはこの5つから、無理のないペースで始めてみましょう!
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